介護保険利用における自己負担額の解説

〜 介護保険制度ついてわかりやすく解説します 〜
介護保険では、利用したサービスの1割は自己負担。

介護保険利用における自己負担額

介護サービスを利用した場合、サービス費用の1割をサービス提供業者に支払い、残りの9割は介護保険でカバーされます。

自己負担が高額になったとき

高額介護サービス費というのが設けられています。介護サービスの自己負担に上限額を設け、それを超えた分については申請すると償還される制度です。上限額は、1か月1世帯の合計で37,200円、市区町村民税非課税世帯の上限額は24,600円、老齢福祉年金や生活保護の受給者は15,000円です。

介護サービスの利用限度額

介護サービスは、介護度によって利用限度や利用回数などが下表のように異なります。

表3 在宅サービスの利用限度額と回数

訪問・通所
サービス
(1ケ月あたり)
短期入所
(6ケ月あたり)
福祉用具
購入費の支給
在宅改修費
の支給
居宅療養
管理指導
要支援
61,500円
7日
1年間で10万円
(4月1日から
3月31日まで)
1世帯につき
20万円
訪問回数の
上限あり。
要介護1
165,800円
14日
要介護2
194,800円
14日
要介護3
267,500円
21日
要介護4
306,300円
21日
要介護5
358,300円
42日
*利用限度額内で実際に使った額の1割を自己負担します。
*短期入所は訪問・通所サービスの利用限度額で利用しなかった分を振り替え、日数を増やすことができるケースがあります。
*平成14年1月から、訪問・通所サービスと短期入所の利用区分が一緒になります。

表4 施設サービスの利用料の目安

介護老人福祉施設
(特別養護老人ホーム)
介護老人保健施設
(老人保健施設)
介護療養型医療施設
(療養型病床等)
要介護1
約25万円
約28万円
約38万円
要介護2
約26万円
約29万円
約39万円
要介護3
約28万円
約31万円
約40万円
要介護4
約29万円
約32万円
約42万円
要介護5
約31万円
約34万円
約43万円
*1か月あたりの利用料の目安で、この1割を自己負担。このほかに食費の一部、日常生活費などがかかります。

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